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ヴァイオリンヴァーニッシュ・クランドシーラーの発売

ヴァイオリンヴァーニッシュ・クランドシーラーの発売
オイルニスの最大の問題は下地の塗装方法です。楓裏板は膠水処理とサンダラック・ウォルナットのVernice Liquidaまたはサンダラック・アンバーで目止めできます。スプルースの表板の木端部分はニスの吸い込みがあり、なかなか普通には目止めできません。アルコールニスが目止めに有利な点は「速乾性」と「浸透性が低い」ことです。木目への浸透を防ぐ処理として膠水を用いるのですが、導管が大きければ物理的に塞ぐ措置が必要です。今回サンダラック・ウォルナットのVernice Liquida、製品名としてはヴァイオリンヴァーニッシュ・グランドViolin Varnish Groundが下地のオイルニスとなりますが、これに無機物フィラーを練り込んで目止め剤としました。フィラーは珪酸アルミニウム化合物の天然土です。パミス、ポッツォラーナ土、アタパルジャイト、ムードンなども検討しました。粒度と練り込んだ感触から石英質と長石質の鉱物の混合物を撰びました。
配合量としては20%重量です。ベースと同じく紫外線硬化ですが乾燥も速く使い易いと思います。写真を見て分かるとおりフィラー入りの方が木端の吸い込みがなく、滑らかです。多少の欠点として木目がやや不鮮明になります。

violinvarnish-sealer.jpg

ground sealer.jpg