So-net無料ブログ作成

Imprimitura doratura

Imprimitura doratura(Imprimitura Dorata)金色の下地は文献にはいろいろな処方が出てきます。著者不明の処方で亜麻仁油2oz,マスティック1oz,ガンボジ1ozというものがあります。これは加熱してガンボジの色素を亜麻仁油に溶解させる方法です。予め亜麻仁油に石灰と加熱したプリペアードオイルを使用するようですが、私の施策では単に亜麻仁油を使用します。濾過は必要です。板に塗装すると見た目は黄金色でとても綺麗ですが、欠点として蛍光が暗すぎます。ガンボジ以外でも染料は蛍光を暗くします。

dorata.jpg


ヴァイオリンニスの作り方・アルコールニス編

ヴァイオリンニスの作り方・アルコールニス編ができあがりました。
52ページ モノクロで600円で販売いたします。送料込みです。
内容は改訂第3版のアルコールニス編と同じです。
現在編集中の「オイルニス編」はカラーページも入れて、レーキの作り方の解説を記載する予定です。


スティルドグレインの作り方1

スティルドグレインの作り方1
スティルドグレインは黄色のレーキ顔料で、やや黄緑色を帯びています。
ヴァイオリン用のオイルニスに使う場合は緑の色素成分は必要ありません。強い山吹色に近い黄色が必要となります。これは他に使用する赤い色素との相性の関連です。
クロウメモドキ(バックソーン)は写真1のように黒い玉状の実を磨り潰して粉にした「グリーン・バックソーン」を使用します。
①炭酸カリウムとバックソーンを沸騰水中で加熱して溶かします。
②全て溶けて赤茶色透明な溶液になったら、これにカリウム明礬を少量加えます。たちまち沈殿が生成します。
③この沈殿は黄緑で色が悪く使用できないので、廃棄します。
④濾液に水酸化カリウムを添加してアルカリ性にして、カリウム明礬水溶液を加えます。再び沈殿が生成します。これを濾過します。
⑤沈殿をデカンテーションと濾過で水洗します。デカンテーションは沈殿が沈降した後、上澄み液を棄てて水を足す操作のことです。
⑥濾過して乾燥させ粉砕してふるいにかけて出来上がりです。

この操作のポイントは③の初期沈殿を廃棄する方法で、色は明るくなります。この方法以外にも製作方法はいろいろあります。

stil-de-grain-pro00.jpg


ワイルドカラー

ワイルドカラー Wild Colour Jenny Dean著 箕輪直子監修

この本は2000年に産調出版から発行されています。英語版も入手できます。草木染めを中心にオールカラーで解説してあり、植物染料と媒染方法(行程手順)の違い、媒染物質の違いで色が変化する様子を詳細に記してあります。これは、レーキ顔料を作る上で大切なことです。単に顔料の知識だけでは、うまくいかないことも解決できます。染色を知っている方にとっては植物を最初に煮出した液を捨てる場合とか、前処理が必要な場合はよく理解している普通のことでも、一方の知識「化学」だけでは繊細な部分をコントロールできません。「関連の無い知識」というものはありません。

wild-color2.jpg

この本のマダーの部分を紹介しますと、媒染の方法と媒染液の種類で色のバリエイションが25通りできます。バックソーンから作るStil de grainの難しい作り方もこれで解決しそうです。

wild-color1.jpg


ヴァイオリンニスの作り方 アルコールニス編

ヴァイオリンニスの作り方 改訂第4版 アルコールニス編

53ページを販売いたします。内容は前「ヴァイオリンニスの作り方」第3版のアルコールニスのページと同じです。ニスの自作の参考にしてください。2月20日から販売できます。送料込み600円です。オイルニス編については現在執筆中です。

4th-spirit-edition.jpg