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オイルニス講座その4

オイルニス講座その4

ランニングについて
ランニングで何が起きているのか。
反応としては熱分解反応と考えられます。
一般に、熱分解反応は
・カルボン酸エステル基のβ位で結合鎖が切れる。
・官能基から脱水の形で分解する。
天然樹脂の多くはイソプレンの単純な分子単位が結合してできた重合体です。
これを「イソプレン則」といいます。

熱分解では「モノマー分解」として元のモノマーの形に分解することがあります。
しかし、ここでランニングの意味を考えると、例えば琥珀と化石コーパルはテレピン油に溶けません。加熱しても溶解しません。ランニングすることでテレピン油に溶解するのですが、分子構造はどう変わっているのかは実証例がありません。
学術的に価値がないのでしょうか。テレピン油に溶解する構造としては、酸でもアルコールでもないCOOHカルボキシル基やOH水酸基のない、またはこれらがエステル化された形が必要です。また、三次元架橋構造の場合も溶剤に溶けません。

ランニングの際に発生するガスには水が多く含まれます。脱水していることは水のある環境で反応していることを示します。しかし、水との反応は一般には酸化反応が起こりえます。またランニングでは水と揮発性のテルペン系化合物が発生します。このオイルは引火性があるので、直火で加熱する場合危険で注意が必要です。容器の縁を伝わって上がり外の熱源で発火します。これを避けるには砂浴の使用や容器の形を選ぶ必要があります。

インドネシア ジャワのパインレジン(松脂)

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インド山岳部のパインレジン

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