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デビッド・ソラ氏のリノキシンヴァーニッシュについて

デビッド・ソラ氏のリノキシンヴァーニッシュについて
外国の方からDavido Soraという製作家のLinoxin Varnishの塗装の様子がYou Tubeにありますが、同じものでしょうかと問い合わせがありました。
Linoxin Varnish: Davide Sora
これを見ますと、まずリノキシンと見られる物質は濃茶色でバットの上に乾燥した状態であります。これをヘラで剥がしています。アルコールに溶かして塗装するようです。
塗装しているヴァイオリンは既に赤く、この塗料の色なのかは不明です。
処方は
シードラック Seedlac  4 部  11.3%
リノキシン   Linoxyn   1部   2.8%
マスティック Mastic    1/2部 1.4%
アルコール Alcohol     30部 84.5%
となっています。
通常のリノキシンの作り方は亜麻仁油を自然酸化により硬化させ、ゴム状となります。これを苛性ソーダまたは苛性カリで加水分解すると濃い赤茶色となって水に溶けます。これに酸を加えてリノキシンを析出する。という工程です。
Sora氏のリノキシンLinoxynは状態から推測すると、苛性ソーダが少なく全てのエステル基を分解していません。すると水に溶けるには全エステル鹸化の約半分の量という推定です。この生成物はややゴム状で濃い赤茶です。アルコールに溶かし塗布して乾燥後、UVブラックライトのボックスに入れて硬化しています。当然ながら、蛍光は不活性で黒く見えます。
リノキシンは亜麻仁油が自然に固まった状態では、ゴム状でまだベトつきます。放置しておくと何年かを経て次第にベトつかずにゴム質になります。これを短時間で済ませるにはリノキシンゴムをミンチを挽く装置で細かくして、ローラーでさらに伸ばして粉砕します。こうすると一年のうちには完全に二重結合は酸化重合します。
linoxin-making02.jpg
この完全に酸化したリノキシンはアルカリで完全に分解した後これを酸で中和すると、黒茶の粘ちょうなペースト状となります。(写真)
linoxin-m.jpg
これはゴム的な性質ではありません。アルカリを減らして分解すると、ややゴム状の、このビデオのような柔らかく剥がれる物質となります。
ビデオは部分しか映していないので、当然私はこの映像に疑問があります。
1.この半分解リノキシンはUVブラックライトで硬化するのでしょうか。亜麻仁油単体では、通常硬化しません。
2.色はどうして付けるのか。染料なのかは不明です。
3.ゴム状のこの物質(Linoxyn)で音はどうなのでしょうか。ゴム弾性が一番音が悪いことは、前に紹介しました。音の位相のずれと弾性による音そのものが小さくなることです。
ビデオ内文章
Olio di lino polimerizzato e ossidato.(linossina)
Quello mostrato in questo video e olio di lino lasciato seccare e ossidare naturalmente all'aria.
Dopo la polimerizzazione iniziale dell'olio,occorrono almeno cinque o sei anni di ossidazione naturale per completare il processo di trasformazione e renderlo completamente solubile in alcool.
Questo e vecchio di trent'anni (ha iniziato il processo di polimerizzazione nel 1986)e si e trasformato in una sostanza stabile,molto plastica e perfettamente solubile in alcool.
酸化重合亜麻仁油(リノキシン)
このビデオに示されている亜麻仁油は乾燥させ空気で自然酸化されています。
油の初期重合後、少なくとも5〜6年の自然酸化工程を完了させ、それはアルコールに完全に可溶にするためには必要です。
これは30年前(1986年に重合プロセスを開始した)、非常に塑性であり、アルコールに完全に溶解する安定した物質に変わりました。
In alcool etilico riscaldato moderatamente si sciogliera completamente in pochi minuti.
適度に加熱されたエチルアルコール中では、それは数分で完全に溶解する。